家を買うときに最初にかかるお金

家を所有している間にかかるお金

比較例:40万ドルの家と月2,200ドルの賃貸

以下の数字はすべて説明用の仮定です。住宅価格40万ドル、頭金20%、諸費用1万2,000ドル、30年固定6.5%、固定資産税年1.1%、住宅保険年1,800ドル、維持費年1%、同程度の家の家賃月2,200ドル、初期資金を別に置いた場合の仮定利回り年4%。実際の金利・税金・相場は地域と時期によって異なります。

この例では、1年目の月の実質コストは購入のほうが約660ドル高くなります。この差を埋めるのは、住宅価格の上昇、年々大きくなる元金返済分、そして変わらない元利返済額です(家賃は毎年上がることがあります)。そのため同じ家に長く住むほど購入が有利になる傾向があり、数年以内に引っ越す予定なら売買の費用のために不利になりがちです。

項目(例)購入賃貸
最初に必要なお金92,000ドル(頭金80,000+諸費用12,000)4,400ドル(初月家賃+敷金1か月)
月の元利返済/家賃2,023ドル2,200ドル
固定資産税(月)367ドルなし(家賃に含まれる)
住宅保険/借家人保険(月)150ドル20ドル
維持・修繕費(月)333ドルなし
月の現金支出の合計2,873ドル2,220ドル
1年目の元金返済(資産として残る)月約298ドルなし
初期資金の機会費用(年4%と仮定)月約307ドルなし
月の実質コスト(現金支出−元金返済+機会費用)約2,882ドル約2,220ドル

例示データ。住宅価格の変動、住宅ローン利息控除、売却時の費用は含めていません。住宅価格が年3%上がれば1年目に約1万2,000ドル(月1,000ドル)の評価益が出ますが、下がることもあります。

価格対家賃比率と機会費用

似た家の売買価格と1年分の家賃を比べる大まかな指標です。15以下なら購入、21以上なら賃貸が相対的に有利な市場で、その間は判断が分かれる範囲という目安がよく使われます。ただし金利水準や固定資産税率、保険料によって基準は大きく動くため、上のような項目別の計算も合わせて見るほうが正確です。

機会費用とは、頭金と諸費用を家に固定しなければ得られたかもしれない収益です。仮定する利回りによって結果は大きく変わり、その収益は保証されていない点も考慮する必要があります。一方で、持ち家には元金返済による強制貯蓄や住まいの安定といった、お金以外の要素もあります。

価格対家賃比率 = 住宅価格 ÷ (月の家賃 × 12) 例)400,000 ÷ (2,200 × 12) = 約15.2

賃貸契約の基本

借り手を守る制度

連邦の公正住宅法(Fair Housing Act)は、人種・肌の色・出身国・宗教・性別・障害・家族形態(子どもの有無)を理由に賃貸を拒んだり条件を変えたりすることを禁じており、違反はHUDに申し立てられます。ほとんどの州は、家主が暖房・水・安全など人が住める状態を保つ義務(居住適合性の保証)を認めています。

家主は裁判手続きを経ずに鍵を替えたり荷物を出したりして借り手を追い出すことはできず、立ち退き(eviction)には裁判所の判決が必要です。通知期間と手続きは州によって異なります。

家賃の値上げ制限も州や都市によって違います。カリフォルニアは築15年を超える集合住宅などに年5%+物価上昇率(最大10%)、オレゴンは年7%+物価上昇率(最大10%)の上限を設けています。ニューヨーク市の家賃安定化(rent stabilized)アパートは、委員会が定めた率でしか値上げできません。多くの州には上限がなく、更新時に相場で決まります。

よくある質問

家賃は収入の何%が目安ですか?

HUDは住居費が収入の30%を超える世帯を「住居費負担世帯」とみなします。入居審査では家賃の約3倍の収入を求めるところが多いです。

家賃をきちんと払うと信用スコアに反映されますか?

基本的には反映されませんが、家主や家賃報告サービスを通じて信用情報機関に報告してもらえる場合があります。逆に滞納した家賃が債権回収に回ると、信用スコアに不利に反映されます。

敷金が返ってこないときはどうすればいいですか?

州法の期限内に控除明細もなく返還されない場合は、少額裁判(small claims court)に請求でき、州によっては敷金の数倍の賠償を命じることもあります。入居時と退去時に写真を残しておくと争いを減らせます。

計算の基準と出典

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