考え方
ボリンジャーバンドはジョン・ボリンジャーが作った指標で、中心線(20日単純移動平均)とその上下の上限・下限バンドでできています。バンドの幅は、最近の価格のばらつき(標準偏差)によって広がったり狭まったりします。
- 値動きが大きくなるとバンドが広がり、落ち着くと狭まります。
- 統計的に価格はバンドの中にとどまることが多いものの、バンドを外れることもよくあります。
チャートで、バンドがとても狭くなってから大きく広がる区間を探してみてください。標準偏差の倍数を1や3に変えると、バンド幅がどう変わるかも確認できます。
計算方法
中心線ₜ = SMA(N)ₜ
σₜ = √( Σ(Pᵢ − 中心線ₜ)² ÷ N ) (直近N日)
上限ₜ = 中心線ₜ + k × σₜ, 下限ₜ = 中心線ₜ − k × σₜ
バンド幅ₜ = (上限ₜ − 下限ₜ) ÷ 中心線ₜ
- 初期値はN = 20、k = 2です。
- 標準偏差はNで割る母標準偏差を使います(ボリンジャーの定義)。N − 1で割るツールもあり、値が少し違うことがあります。
読み解くときの注意点
- 上限タッチ ≠ 天井:強いトレンドでは、価格が上限バンドに沿って上がり続ける「バンドウォーク」が現れます。
- 下限タッチ ≠ 底:下落トレンドでも同じことが起こります。
- バンドの収縮(スクイーズ):バンドが狭くなると大きな動きが出るかもしれないと言われますが、方向は教えてくれません。
- 正規分布を前提とする限界:株式の損益率は正規分布より極端な動きが多く、「95%の確率でバンド内」という説明は正確ではありません。
チャートの形やテクニカル指標は過去の価格をまとめたものです。同じ形でも相場の状況によって当たったり外れたりし、このページは特定の銘柄の売買タイミングを示すものではありません。自分で練習したい方はチャート練習帳や模擬投資を使ってみてください。