考え方
RSI(Relative Strength Index、相対力指数)はJ・ウエルズ・ワイルダーが1978年に紹介した指標で、直近N日(ふつう14日)の間に、上がった日の上昇幅と下がった日の下落幅のどちらが大きかったかを示します。
- 50より大きければ、最近の上昇幅が下落幅より大きかったという意味です。
- 一般に70以上を「買われすぎ」、30以下を「売られすぎ」の水準と呼びます。
- 上がり続ければ100に、下がり続ければ0に近づきます。
下の補助チャートの紫の線がRSIです。期間を7や28に変えて、線がどれだけ敏感になったり鈍くなったりするか比べてみてください。
計算方法
上昇分 Uₜ = max(Pₜ − Pₜ₋₁, 0), 下落分 Dₜ = max(Pₜ₋₁ − Pₜ, 0)
最初の平均: AU = 最初のN日のUの平均, AD = 最初のN日のDの平均
その後: AUₜ = (AUₜ₋₁ × (N − 1) + Uₜ) ÷ N (ADも同じ方法)
RS = AU ÷ AD, RSI = 100 − 100 ÷ (1 + RS)
- このサイトはワイルダーの元の方法(指数平滑)を使います。単純平均で計算するツールもあり、値が少し違うことがあります。
- 平均下落分が0ならRSIは100、上下がまったくなければ50とします。
- 計算結果が、公開されている例のデータの既知の値と一致することをテストで確認しました。
読み解くときの注意点
- 買われすぎ=下落ではない:強い上昇トレンドでは、RSIが70の上に長くとどまることがあります。チャートで、RSIが70を超えた後も価格が上がり続ける区間を探してみてください。
- 売られすぎも同じ:下落トレンドでは30の下に長くとどまり、さらに下がることがあります。
- ダイバージェンス:価格は高値を更新したのにRSIは低くなる現象をダイバージェンスと呼びますが、確認が遅く、よく外れます。
- 基準線は慣習:70・30の代わりに80・20を使うこともあります。基準線が変われば「シグナル」も変わります。
チャートの形やテクニカル指標は過去の価格をまとめたものです。同じ形でも相場の状況によって当たったり外れたりし、このページは特定の銘柄の売買タイミングを示すものではありません。自分で練習したい方はチャート練習帳や模擬投資を使ってみてください。